2016年10月26日水曜日

映画『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』観てきたよ

昨日は愛媛県宇和島市・御槇(みまき)にある
福田百貨店にて
『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』を観てきました。

福田百貨店は移住者の方がやっている
格好いいお店です! (今度詳しく書きたい・・)

御槇(みまき) 福田百貨店

で、トゥルー・コスト。

映画『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』 





見た友だちから聞いてはいたけど、
想像以上だったよね・・・
ファストファッション、農業、モンサントのこと。

ファストファッションのアディクト的な快楽も、
骨身で充分に知っているからこそ、観てよかったなーと。
題材はファッションだけど、そこを中心に語られる
グローバル経済の巨大なシステムの仕組みにもう途方に暮れました。
自分は自分の、あるいは仲間とやること・できることをやるしかないんだけどさ。
このシステムを変えるには、地道にステップバック、スローダウンするしかないんだよね・・。
地方移住はそのひとつのツールになり得ます。


映画終了後は残れる人でおしゃべり。
福田百貨店の店主・黒田ファミリーや
今回の映画上映を企画した九島・Mawaruの加茂夫妻、
ロックな店員さん、公務員の方、エシカルファッションを静かに身につけたチャーミングな女性など
来ていた人も素敵な人ばかりで、
この時間がまたすごく贅沢でした。

宇和島・九島のヴィーガン食堂Mawaruのクオリティがやばい

加茂夫妻は、ファッションに携わっていたこともあるおしゃれ夫妻なので
お二人の意見はなるほどーー!! とか、そうなのーーー!!とか
刺さりまくり。

黒田さんがおっしゃった
「消費者にならないことが大切」という言葉もすごく印象的で。

資本主義社会に生きている限り、
「消費者」であることを止めることっていうのは不可能かと思っていたよ。
(世捨て人みたいにならない限りはw)
完全にブラインドな感じ・・・。

モノやサービスを購買することは続けても、
意識の持ちようで消費者からは脱せれる。
買わされないということ。意図的であること。少しでも。


都会にいたときは、
「日ごと、シーズンごとに違う格好をしなくてはいけない」とか
「ダサいと思われたら死」とかw、
おしゃれを楽しむなんて気持ちはほぼゼロで、
不安ベースだったなーー。
(今も自分はセンスがないな、と思うけど、人目がほとんど気にならなくなったという笑)


上に書いた
「日ごと、シーズンごとに違う格好をしなくてはいけない」とか
「ダサいと思われたくない」ていうのは、
声高には言われていなくても
雑誌からテレビから静かな圧として私たちの脳内を確実に圧迫していて。

私はファッション業界の仕事をしたことはないけれど、
広告業界にいたので(今も半分そうだし)
いろいろ自己矛盾が出てきます・・・

映画の最初の方で、
「世界中の人の手がつながっていることに気付かなければ」
みたいなメッセージ(すごいうろ覚え!)を発している人がいましたが
本当にその通り、
誰かに、世界に影響を及ぼしていない人って決していないんだよねーーー
どんなに自分を無力だと思っていたってね。


これから何を着るのか/着ないのか。
もうさすがにファストファッション物はここ数年、買っていなかったけど、
(高知はユニクロぐらいしかファストファッションのお店ないしね)
着心地が気持ちよくて、キレイに見せてくれる(あるいは魅力を引き出してくれる)、
そして誰かを不幸にしない。
そんな理想の服を
自分で機を織ったり、服を作っている友だちからいろいろ教えてもらいながら
選びとっていきたいところです◎



そうそう、私が前に住んでいた高知市の沢田マンションには
People Treeなどを扱う、フェアトレードショップがあります。

Nossa Bossa(ノッサボッサ)

店主マリさん素敵だし、買いたくなるものばかりが所狭しと並ぶお店です。
高知に遊びに行かれるときはぜひ。
私もここでお買い物するの大好きでした。
また行きます♡

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