2016年5月24日火曜日

下駄生活はじめました【読んだ本と読んでいる本】その2

前に書いた子宮祭りの続きです。
(完全に健康おばさんのブログになってきてますね!笑)

三砂ちづるさんの本を3冊ほどまとめて読みました。


オニババ化する女たち 女性の身体性を取り戻す (光文社新書)
以前の記事で書いた山の上の本屋さん「うずまき舎」さんの出張本屋さん@四万十で買いました♡)
は、2004年に出版されて話題になったので
ご存知の人も多いと思いますが、
今回改めて読んだら、34歳には響くところが多すぎて・・・!

日本の昔話には、よくオニババや山姥が出てきます。たとえば、山にひとりで住む山姥が、ときおり道に迷った小僧さんを夜中に襲う話があります。
 あれは、社会のなかで適切な役割を与えられない独身の更年期女性が、山に籠もるしかなくなり、オニババとなり、ときおり「エネルギー」の行き場を求めて、若い男を襲うしかない、という話だった、と私はとらえています。

↑ は、はじまりが衝撃的すぎる・・・。


以前、友だちが貸してくれた時は途中までしか読まなかったのですが、
今回は響きまくりで読了!笑

で「草履を買おう」と思い立ちました。

というのも。

現在90歳以上くらいの女性は、
生理のとき、ナプキン的なものを何も付けなかったというお話が出てきて。
月経血コントロールですね。
生理の時の経血をナプキンに垂れ流しにするんじゃなくて、
自然と締めておいて、お手洗いに立ったときに出す、というやつ。
 むかしの女性は着物だから、そういうことが自然にできたのですね。着物を着て歩いている姿勢、正座している姿勢、草履をはく時は自然におっしゃったような内臓の筋肉も使っていたのでしょう。それが楽だと感じられるような身体所作だったと思う。
 ですから、そのぐらいの年齢の人は骨盤底筋をしめなさいと言われなくても、みんなできていたと思う。
 (『身体知~カラダをちゃんと使うと幸せがやってくる』より) 

着物を日常的に着るのはハードルが高いけど、
草履だけでも月経血コントロールとか、身体感覚が磨けるかも? と思って。


そして三砂さんの本とは別にもうひとつ、草履ほしいなと思ったきっかけがあって。
それは、私の姿勢が悪くて、靴底がめちゃ偏った減り方するんです。
内股なのか、ムートンブーツなんて靴の側面が
地面に擦れて穴あいちゃったりするの・・・泣。側面がだよ!!
むかーーーし、奮発して買った8万くらいのブーツ(ZUCCAだったかな・・)もそれで擦れて、
たしか1シーズンしか履けなくてちーん・・・てなった泣。
もう柔らかい革の靴は買わないぞぅ。

で、友だちと話していて、
この歩き方や姿勢の改善にも、草履がソリューションになるのではないか、と。


そんなこんなでよーし買いに行くぞっと張り切っていたら、
(高知に竹虎さんっていう竹のメーカーがあって、
安藤桃子監督も竹虎の竹皮草履を愛用、みたいな記事見て
もうここでコレ買う~!って思ってたんだけど…)

コレ↓↓↓



なんと、友だちが普段から下駄を履いてました◎
洋服に合わせてめちゃいい感じに履いていたので、
私も、あ、草履を買わなくても下駄ならあるわ、と下駄生活をスタートさせてみました。



*右が友人。なんとハリス・ツイードの鼻緒なんだって! かわええ。
 私は浴衣を着る時に下北の安い店で買ったやつ。鼻緒変えたいなぁ。

友人は、足袋とか足袋ソックスじゃなくて、普通の靴下で
えいって下駄を履いてて笑。
あ、それでいいんだーと思って気軽に履くようになりました。
ありがとうなっちゃん♡

とはいえ、クルマでドア・ツー・ドア移動が基本の田舎生活。
私は仕事も居職なので
歩く機会がほんとうに少ないのですが、
なるべく履くようにしてます。

で、少し前に、
地域の祭事で、片道1時間くらいの山登りをしたんですね。
その時は流石に登山靴で笑。

普段の私の体力からすると、
一時間、山を登るなんて大ごとで、
絶対に息が切れてペースもみんなについていけなくて、
だいぶ遅れて到着だろうな・・・
もうお祭り終わってるかもな・・・
そして次の日は屍だろうな・・・ぐらい。

そうしたら、意外とサクサク登れて。
最後の方はやっぱりペースが遅れたので
皆さんに先に行っていただいて、山頂には後から到着したのですが
それも大幅な遅れではなくて、お祭りにも参加できてホッ。

もしかして、下駄生活で足腰がちょっと鍛えられてたのかも・・・!?
他に、普段と変えたことってなくて。
あ、ヨガもきいてるのかも♡

登ってるときは、とにかく体と対話しながら行く、みたいなことをやってみました。
丹田に意識を置いて、
どうしたらリラックスして登っていけるか、ていうことに集中。
その結果、腕って結構重いんだな、
これを上手に使わない手はないな、って思い当たったり。
(二の腕から、というか肩甲骨から、しっかりと振りながら歩く感じがラクでした)
あとはすぐに肩に力が入るので、気付いたら力を抜いて。


お祭りは、お地蔵さんにお坊さんがお経を上げて、
若い衆が相撲を取る(!)というものでした。
なぜ相撲を!? と思ったけどもともと神事なんだもんね、お相撲ってそういえば。

若者は自分を含めた3人のみだったので、
当然とりました、私も。相撲を。笑






そんなこんなでなんとなくいいかも、の下駄生活、続けております◎
竹虎さんも良さそうだし、 ライブ・アースで見かけた香川の達磨工房さんの草履とかちょう格好いいので
今度欲しいなー♡


***
三砂ちづるさんの本、私には目からウロコがいっぱいで
おもしろかった~。
でも、「エビデンスは?」的な反論も多いみたい。
科学的根拠を示せよ、っていう。
子宮系に対しても多分、ある反応だよね。

自分の体のことなのに、それを感じられず、
「エビデンスは?」って外に正解を求めてしまうことがもう、危ういよね・・・。

私はおもしろいと思ったし、体感として良い感じなのでやります◎でいいし、
合わなかったら、ただ、やらない、で良いのだ。


***
友だちの下駄は、岐阜・郡上八幡の郡上木履(ぐじょうもくり)っていうお店のものなのだとか。
ハリス・ツイードだけじゃなくて、
サイト見たら、手ぬぐいの鼻緒とかこぎん刺しとか・・・素敵!


*サイトのスクリーンショットです。

郡上いえば徹夜踊り! 一度は見に行きたいところ♡

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